概 要
家族内や職場などでの人間関係をめぐる悩み、自身の性格など様々なこころの問題について、心理アセスメントとカウンセリング(心理療法)を行います。
私たちは、生物学的視点(医療の必要性)、社会的視点(環境の問題)に目を配り、精神分析的な深層心理の視点から総合的な人間理解を行います。
一般にカウンセリングあるいは心理カウンセリングと呼ばれるものは、専門的視点からの心の理解とそれに基づいた助言や、問題解決を目指した様々な働きかけ全般のことを言っています。
私たちは、より深く味わいある心の理解や根本的な変化を目指す思いから「心理療法」という言葉を使っています。
カウンセリング(心理療法)
「悩む」というのは、人を成長させるきっかけにもなります。
自身の問題を解決しようと思う気持ちをなくさない限り、悩む中で得られるものはたくさんあります。
その人がより自分らしく豊かに生きていけるよう、「こころの理解」をお手伝いするのが
心理療法です。
心理療法の対象となる方
- 誰かに何かを話す必要があるがそれを打ち明ける人がいないと感じている方
- 性格や対人関係で悩んでいる方
- 夫婦関係・性の悩みをおもちの方
- 生き方に悩み、心をもっと自由にしたい方
- 気持ちがふさいで憂うつな方
- 心の余裕を失い、些細なことでいらだちやすくなった方
- 何をやっても楽しめず、笑顔が失せてしまった方
- 乗り物や映画館など自由にその場を離れられない状況が怖い方
- 朝起きるのが苦痛で、学校や職場に気持ちが向かない方
- 寝つきが悪い、熟睡できない、夜中や早朝に目が覚めてしまうという方
- うつ病、パニック障害、ノイローゼ、心身症、自律神経失調症、不眠症ではないかとご心配の方
- 心の悩みがあるが、病院に行くのは抵抗があると感じている方
- 生き方に悩んでいる方
- 学校や職場に行きたくない方
- 検査に異常がないのに身体の調子が悪い方
- 創造性をより高めたい方
- 自分と向き合い、自分の理解を深めたい方
- 様々に悩むお子様とその保護者様
心理アセスメント
カウンセリングの前に3~4回行われる心理アセスメントはとても大切な過程になります。
こころ、とは目では見えないものです。他人からはもちろん、自分自身でも案外気がついていない部分があります。そして、「こころの問題」の背景にはそうした気がついていない部分が大きく影響しています。
心理アセスメントでは、人との関わりにおけるこころの感じ方や考え方、またどのような不安を抱きやすいかという、ご自身のこころのパターンについて理解することをお手伝いします。
具体的には、これまで生きてこられた歴史や環境・抱えてきた思いを、差し支えない範囲で教えていただきます。そして、アセスメントから得られた、こころのパターンについての理解を分かりやすく説明いたします。その理解にもとづいて、カウンセリング(心理療法)、あるいはその他の適切な改善方法を提案いたします。
相談される方にとってはカウンセラーとの相性を見極める機会ともなることでしょう。
心理テスト
心理テスト各種もおこなっております。
心理テストもアセスメントの一環ですので、こころの感じ方や考え方について理解するためにとても役立つ方法です。
知能検査や性格検査などを適宜実施いたします。
グループカウンセリング
悩みを持つ人が集まり、共に悩みを分かち合い、グループで自らの問題を深めていく集団精神療法のセッションを行います。